FX 退場者続出! トルコリラ大暴落の真相 ~お金がない~

 

はじめに

こんにちは、SHIOです。

今回は、2018年8月に起きたトルコリラ大暴落「トルコショック」について解説していきます。トルコショックはトルコだけでなく、他の国々が関わる中で発生した重大な問題で、さらなる暴落もあり得るので、今後も相場の動きにも注意しなければなりません。

トルコショックとは

トルコショックとは、2016年にトルコで起きたクーデター未遂事件で米国人牧師がスパイとテロの罪で拘束されたのが原因で起きた問題です。これに対してトランプ大統領が「牧師を開放しないと制裁を科す」とトルコ政府に圧力をかけました。しかし、トルコ側はこれに応じず米国のトルコへの経済制裁が発動されました。これにより対円では、1トルコリラあたり10円近く下落し、各国の経済を揺るがしました。

米国人牧師

トルコリラ暴落というと必ず出てくるのが前述しました米国人牧師です。一体この人物は何者なのか?解説していきます。この米国人牧師とは、エーゲ海沿岸で教会を20年運営しているトルコ在住の方です。2016年におきたクーデター未遂事件の首謀者やクルド人分離派を支援した罪でトルコ政府に拘束された訳です。

米国人牧師:アンドリュー・ブランソン - Wikipedia

大打撃を受けた個人投資家

FXの世界では通貨の暴落が起こると、必ず投資家の悲鳴の声が上がります。逆に急騰しても同じことです。FXはゼロサムゲームと呼ばれており、儲けた人の分だけ損した人が居るということです。ですので、いつも損をした投資家が目立ちますが、実はその裏に笑みを浮かべている投資家も沢山存在しているということです。

トルコリラ暴落で大打撃を受けた投資家のJINさん

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まとめ

このように相場に大きな影響を与えたトルコショックですが、先々週に米国人牧師が解放されたことにより、終焉を迎えました。また、先週には8月から発動されていた、米国のトルコへの経済制裁も解除するとポンぺオ米国務長官から発表されました。これによりトルコリラは、対円ベースで1トルコリラ20円台まで上昇しました。しかしながら、まだトルコショック前の相場には完全に戻ってはいないので、投資の面からの目線では、もう少し上昇していくと見るのが一般的な見解です。これからもトルコリラの動きに目が離せません。