【FX】一攫千金を狙える経済指標とは ~ファンダメンタルズ分析~
はじめに
FXには今後相場がどう動くか分析するために、大きく分けて「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」というものがあります。今回は、ファンダメンタルズ分析について解説していきます。
ファンダメンタルズ分析とは
ファンダメンタルズ分析とは、経済指標を使って今後の相場の動きを分析する方法です。例えば、経済指標とは、金利政策発表や雇用統計などを指します。そして、この経済指標の内容によってこれからの相場に影響が出てくるという訳です。また、重要な経済指標の直後には、相場が大きく動くことも珍しくなく、一攫千金を狙うトレーダーも数多くいます。
重要な経済指標
前述した通り経済指標には、大きく相場を動かす重要なものがあります。特に世界の中心である米国の経済指標は相場にとても大きな影響を及ぼします。この項では、相場を大きく動かす経済指標のうち5つを紹介します。
・貿易収支統計
貿易収支とは、輸出額から輸入額を引いたもので、輸出は金額を受け取り、輸入は金額を支払います。つまり、受取額の方が多いほど貿易黒字、支払額の方が多いほど貿易赤字となります。貿易収支の結果が予想より良ければ、相場は上昇、逆に悪ければ、下降するのが一般的です。毎月1回発表がありますので、欠かさずチェックしましょう。
・雇用統計
雇用統計とは、前月失業率、非農業就業者数、製造業就業者数などの複数の雇用に関係した指標の集まりの総称で、特に米国の雇用統計の発表はFX界で、「お祭り」と言われるほど相場が動くことで知られています。発表後の相場の動き次第では、5分で数十万円稼ぐ人もザラに存在します。米国雇用統計の発表は、毎月第1金曜日ですのでこちらも欠かさずチェックしましょう。
・小売売上高
小売売上高は小売業の売上高を示すもので、特に米国の小売売上高は、相場への影響が非常に大きいです。小売売上高は主に自動車や住宅の販売高が反映されていて、この2つの業界の景気が良いと数字も良くなります。基本的に小売売上高の数値が予想より上回ると相場は上向きに反応することが多いです。
・国内総生産(GDP)
誰もが1度は聞いたことのある経済指標ではないでしょうか?GDPは4半期に1度発表があります。速報値、改定値、確定値と3回に渡り発表があるのですが、実質相場を大きく動かすのは、速報値で、4半期終了の2か月後に発表があります。
・政策金利
政策金利とは、各国の中央銀行が金融機関にお金を貸し出す時に適応される金利を指します。日本で言えば、日銀が各地方銀行にお金を貸し出す時の金利です。前回にお話ししました通り為替市場では、スワップと言われるものがあり、金利の高い国の通貨が買われる傾向にあります。つまり、この政策金利の数値が高ければ相場は上昇傾向に向いていきます。
まとめ
経済指標は、今回紹介したもの以外にも沢山存在します。中には、相場が全く反応しない指標もあります。相場が動く指標と、相場が動かない指標を把握し、それをうまく活用することで、FXで利益を上げることができるようになりますので、経済指標のチェックを欠かさず行い、トレードを行うことが大切です。