【FX】短期売買をするべきか?それとも長期売買で稼ぐべきか?

 

はじめに

今回は、ある程度FXの仕組みが理解できて、これから取引を始めていく方に向けて、トレード方法を紹介していきます。また、トレードにおける心構えや注意点なども少しかいていこうと思います。

トレード方法

FXのトレード方法は、大きく分けて短期売買と長期売買に分けられます。短期売買とは具体的には、デイトレードスキャルピング、長期売買はスワップ金利狙いのキャリートレードなどがあります。その中でも特に人気のあるデイトレードと利益を出しやすいキャリートレードについて説明します。

デイトレード

デイトレードとは、基本的に1日以内に注文から決済まで持っていくトレード方法です。しかし、2日だったらデイトレードではないのか?と聞かれると何とも言えません。実際にはっきりした定義がないので、短期売買というのがしっくりくると考えています。特徴は、短期でのトレードになるので、ローリスクで勝負ができるところです。

キャリートレード

キャリートレードとは、以前お話をしましたスワップ金利を狙ってトレードするものです。スワップ金利は、10000通貨あたりで換算すると現在では1日多くても100円ほどですから、元手がそれなりに無いと利益があまり出ません。レバレッジをかければよいのでは?と聞こえてきそうですが、今後説明していくと思いますが、長期売買でレバレッジを大きくかけるのは、危険です。特徴は、大きな相場さえ掴めば、高確率で利益を出せるトレードです。

トレードの心構えと注意点

・初心者が陥りやすいパターン

FXで稼ぐことは、簡単ではないですが間違いなく可能です。相場は上がるか下がるかなのですから、単純に誰もが勝率は5割のはずです。しかしながら、FXで稼げているのは、統計によると10人に1人の人間のみです。なぜなのか?それは、回収率が悪いから勝てないのです。例えば、10回トレードして5回勝ったとして、1回あたり+1000円で合計5000円稼いだとします。そして、残りの5回が負けで、1回あたり-2000円だったら合計-10000円ですからトータルで、-5000円ですね。つまり、負けた時の額が買った時の額より大きいのです。これは、人間の心理的要素が大きく関係していて、利益は、早く確定させたいのに対し、損失が出るとプラスに戻ってくるだろうという希望だけを持って待ちます。もちろん希望には、根拠が全くないのでさらに下がります。そうすることでどんどん損失が膨らみ、泣く泣く損切りになります。

損切りの大切さ

前述した通り、損切りをどんどん伸ばしていく人は、FXで間違いなく稼げません。プロのトレーダーや、専業のトレーダーは損切りをしっかり行います。あるポジションを保有したら、絶対に損切りの注文を入れること、そしてその損切りラインは、できる限り伸ばさないこと、これさえ守れば回収率も目に見えて上がるはずです。最初は、損切り利食いの幅を同じにして、慣れてくれば、自分の幅を研究して適応していくのが良いと思います。

まとめ

今回紹介した、デイトレードキャリートレードどちらを選べば良いかは、自分の生活に合った方を選ぶのが良いです。時間に余裕があるのであれば、デイトレードが向いていますし、忙しくて相場を見ている時間が無いというのであれば、キャリートレードが良いですが、一概には決められないです。ですので、1度ご自身でトレードをしてみて、しっくりくる方を選ぶのが適切だと考えています。また、いずれのトレードにせよ、前述した損切りをしっかり行わないと稼ぐことはほぼ不可能ですので、損切りの大切さを念頭においてトレードを行って下さい。