【FX】危険! 意外と知らないストップロスの意味と落とし穴

 

はじめに

ストップロスとは正式にはストップロス注文と呼び、他には、逆指値注文とも呼ばれています。以後は便宜上、ストップロスと呼んでいきます。ストップロスとは、損切りの価格をあらかじめ設定して注文を出しておくことを指します。そうすることで、損失を最小限に防ごうとするものです。これはFXで勝つために非常に重要なことです。今回は、このストップロスについて詳しく解説していきます。

ストップロス(逆指値)注文の基本的な使い方

ストップロスは基本的に損失を限定させる注文で、例えば、1ドル100円の時に買ったポジションがあるとします。これを105円になれば売るという注文が以前にも説明しました指値注文です。逆に95円に下がったら売るという損失を確定させる注文をストップロス(逆指値)注文と呼んでいます。ストップロスは仕事中やお出かけ中など、相場が見れない状況での急落や急騰時に非常に役に立つ注文だと言えます。価格設定は任意で決めることができます。

ストップロスの意外と知らない落とし穴

FXのトレードを行うにあたり大切なことの1つは、ローソク足の意味を考えることだと考えています。一例として、FX会社のニュースなどで「112.0円にストップロスが多く控えています。」というのを見たことがあると思います。そして、現在の相場が112.5円で一気に112.0円まで急落したとすれば皆さんはどう考えますか?実はここに落とし穴が潜んでいるのです。普通に考えれば、112.0円にストップロスが多く控えているということは、ここでポジションを多くの人が離すということですので相場が一旦止まるか反発して上昇するか考えてしまいがちです。しかしよく考えると、112.0円がストップロスの人っていうのは、もともとは買い注文でポジションを持っている訳なので、112.0円で売り注文になる訳です。ということは112.0円で多くの売り注文が入ることになるので、さらに下降が加速することが十分考えられる訳です。

話をローソク足に戻しますと112.0で陽線が出るようであれば、ストップロスの人以上に新規買いの人の注文が勝っているということですので、相場が反転する可能性も出てきます。逆に陰線のまま112.0を割っていけば下降が加速するということを念頭においてトレードしていくのがセオリーでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?FXにおいて用語が意味するものを理解することは、これからの相場の動きを予想するためには非常に重要なことです。また、それがローソク足にも表れてくるのでしっかりローソク足もチェックしていきましょう。FXで勝つためには、市場に参加している人間の状況や心理を読むことも大切なことです。